DIRECTOR

監督・脚本・編集・出演:太田信吾

1985年生まれ。映画監督・俳優・映像ディレクターとして活動。長野県出身。大学では哲学・物語論を専攻。初の長編ドキュメンタリー映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013で公開後、世界12カ国で公開。俳優として演劇作品のほか、TVドラマ等に出演。2017年には初の映像インスタレーション作品を韓国のソウル市立美術館で発表した。テレビ番組「旅旅しつれいします。」(NHK総合)、「情熱大陸」(TBS)やMV、舞台の演出も手がける。2018年〜ヤフーニュースでショートドキュメンタリーを連載中。子供の頃の夢は漁師。趣味は釣りとフットサル。未婚、独身、彼女なし。

□監督・演出作品

<ドキュメンタリー>
『卒業』(2009/DV/color/59min)
『少年少女』(2010/DV/color/70min)
『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(2013/HD/color/123min)
<短編映画>
『Candle For Minority』(2016/HD/20min)
<長編映画>
『解放区』(2014/HD/114min)
<MV>
『1限目:数学 / Butter Burrer 』(2014年)
『僕らはシークレット / 増田壮太」(2014年)
『Back to the Jungle / あっこゴリら』(2016年)
『BUS-BUS / クリトリックリス』(2017年)
<舞台>
『幽霊が乗るタクシー』(2019年)
<インスタレーション>
『River Side Park』(2017年) ソウル市立美術館
『BUGS MUSIC BAR』(2017年) ソウル市立美術館

□出演作品

<舞台>
『三月の5日間』(チェルフィッチュ / 作・演出:岡田利規)2010年~2011年
『クレイジー・ハニー』(PARCO / 作・演出:本谷有希子)2011年
『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』(チェルフィッチュ / 作・演出:岡田利規)2014年~2019年
<TV>
ドラマ『夢を与える』(WOWOW / 原作:綿矢りさ、監督:犬童一心)

劇場公開に向けた太田信吾からのメッセージ

 映画「解放区」を大阪市西成区・釜ヶ崎で撮影して5年。様々な困難を経て、劇場公開が決まったことを嬉しく思います。今年は釜ヶ崎にとって節目の年です。ドヤ街の象徴でもあった通称「あいりんセンター」が建て替えのため仮移転になり、現在の建物は取り壊しになるのです。撮影当時、街のそこかしこに立っていた覚せい剤の売人達は、表通りから姿を消しました。ゲストハウスや介護・福祉施設に用途を変える簡易宿泊所も増え、「日雇い労働者の街」だった釜ヶ崎は大きな変動の時期にあります。この映画はそんな変わりゆく街・釜ヶ崎を記録・記憶した貴重な映画です。みなさんとシェアできたら嬉しいです。劇場で、お待ちしております。
―太田信吾